使う側の視点で作る器は、端々にみられる心遣いがうれしい。 楽しい造形、釉薬も見どころの荒木氏の作品。 やさしげな粉引きの器は、硬く焼かれのせるものを選ばず、特徴ある それぞれの鎬の表面からは躍動感や強さを感じさせる。 使う人間を元気にするという使命感を持つ氏の器は、そのキャリアを見れば納得。 長く使える器とは、どういうことなのか考えさせる器をぜひご覧ください。
1981
重度身体障害者施設に就職。 陶芸によるリハビリテーションを指導。
1995
独立し「陶片朴工房」設立。作家として活動。 以後、毎年各地で個展 グループ展
2000
ユニバーサル食器の製作を開始
2003
工芸誌「目の眼」に作家記事掲載。 「ヘルスケア/レストラン」誌に記事掲載。
荒木さんのライフワーク/元気を呼ぶ器 ご病気や障害のある方のための食器のオーダーもお受けします。